
アイドルへの楽曲提供を得意としていた大沢誉志幸。セルフカヴァーアルバム『Collage』からのシングルカット。
①1/2の神話
作詞:売野雅勇、作曲:大沢誉志幸、編曲:大沢誉志幸 with カメレオンズ
オリジナルは中森明菜、1983年。明菜の4thシングルとしてリリースされたこの曲は、もろ「少女A」路線といっていいハード歌謡。「半分だけよ 大人の真似 あとの残り 純粋なまま」などと大人たちの無理解に憤る、みたいな内容ね。サビの、大見得を切るかのような「♪いいかげんにして~」は、明菜のドス歌唱法の形成に重要な役割を果たしたと思われる。
で、大沢さん本人はギュイギュイうなるギターをバックに相当ラフな歌唱を聴かせる。部分的には上ずり気味に聴こえるほど、一発録りっぽい臨場感。当然、歌詞の内容は、ハスキーボイスにあまりにも合わない。しかし、この無理矢理なねじれ感が魅力になっているのだ。
②ラ・ヴィアンローズ
作詞:売野雅勇、作曲:大沢誉志幸、編曲:大沢誉志幸 with カメレオンズ
オリジナルは吉川晃司、1984年。「モニカ」「サヨナラは八月のララバイ」に続く3rdシングル。ちょっと落ち着いた雰囲気のミドルテンポで、前2曲とイメージをガラリと変えてきた。これも売れたよな。「エメラルドのカクテルに 消える光のあわ」なんてバブリーな世界もさらりと似合ってしまう当時の吉川。すさまじい人気だった。
で、ハスキーヴァージョンは、①よりも違和感なく聴けて面白みは少ない。
2曲とも得意技の「ファンキー」は封印してるんだな。
定価800円、中古で100円。
このジャケはどうなんだろ。クラウス・ノミぽい、あるいはバットマンのジョーカーみたいな化粧濃い目の大沢さん。「歌謡曲、演じてみました」みたいなコンセプトか。
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